怒り狂う

怒りがおさまらない、と言う方がいました。
何を見てもある出来事を思い出して、感情が煮え繰り返り、自分もわからなくなるくらいイライラしている、やっと冷静になると泣いてしまうほど辛くなる、その解決方法を教えてほしい。
そんなご相談がありました。
Soulは言います。
『怒りや悲しさにどっぷり浸かればいい、その内苦しくなって浮き上がって、手放すから。それまでは周りは見守るしかない』

本人がその『何を見ても怒りに変わる』と言う体験をしてみたくてやっているのです。
ネガティブな感情もまた、噛んで、舐めて、味わってみたい。

子供が新しいおもちゃをもらって嬉々としてそのおもちゃだけに集中して遊ぶ様なものです。
そして子供は一通りやってみて、あーきたっ!!となったら、次のおもちゃへスッと興味が移ります。

しかし、大人の場合、その様に次のおもちゃへ!が前のおもちゃ「も」と執着に変わり、その執着が長引かせます。

その執着になる原因が怒ったら周りが反応してくれた、と言う承認欲求もまざっていたりします。
自分の寂しさを埋めるために怒る。
理不尽な怒りをぶつけられてもなお側にいられる方は余程の方でない限り、みな離れていきます。
それでも、その時の注目が忘れられず怒り狂うことを楽しんでいるのです。

これは本人が周りからの快楽(注目されたい)を手放さない限り続きます。

周りの方ができることは、今ある反応をしなくなること。
本人もその刺激が得られないことに気がついた時、暴力が止まります。
周りの人は自身の身の安全を第一に、そっと見守れる位置にいてもらえたらと思います。

そして怒り狂っている本人は、自分の苦しいを感じているのであれば、その怒りを手放す準備ができています。
このトンネルを抜けるまであともう少しです。

One drop of truth

見えない世界で見聞きしたこと

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